<2011年3月 1円≒250ドン>
3月5日
12時間の長い移動の後、朝7時30分に南寧に到着。
バスで出会った南寧の天使と、再び会話。ちなみに彼女の名前はメイさんと言います。
メイさんに両替をしてもらい、無事中国元を頂きました。
そして彼女は僕の為に中国語で一枚の紙を書いてくれた。
この紙にはバスステーションから、銀行まで、そしてハノイ行きのチケットを買うまでの
言葉が中国語で書かれていました。
あなたは本当に天使です。何から何まですみません。僕は馬鹿です。
メイさんは仕事の為、紙を渡すとすぐに南寧のバスターミナルから去って行った。
ありがとう。本当にありがとう。
タクシーに乗って市内の銀行で両替し、再びバスターミナルへ戻り、無事ハノイまでのチケットを購入する事ができた。
南寧からハノイのバスチケット148元≒1628円
ターミナルでパンを買い、そのまま朝の10時よりバスへ乗り込む。
到着時刻は午後6時の予定。
バスに乗り込むと、そこにはたくさんの中国人とベトナム人が乗っていた。
僕の席は一番後ろの窓側。
しばらく乗っていると前の席の中国人の男女が楽しそうに会話しているのを発見!
前回のメイさんの件ですっかり味をしめた僕は再度チャレンジすることに!
昔、姉に教えて貰った「初次見面!」という言葉で切り出した。
すると彼らもフレンドリーに言葉を返してくれ、再び長いバス時間を会話に費やす事に。
男の人の名前は黄さん。女の人の名前は李さん。
話を聞いてると、彼らはお互い全く知らない旅人同士で、ついさっき出会ったばかりだという。
黄さんは日本の企業について大変興味があるらしく、窓から車が見える度に
「HONDA!」や「MITUBISHI!」など連呼していた。
会社の休みを利用してベトナム旅行に来たらしい。
李さんは僕と同じバックパッカーで、タイまで旅する人。
長いバス移動の間、黄さんと日本の文化や戦国時代の大名について語り合った。
そして、ついにベトナム入国!!
そうしているうちにバスはついにハノイに到着。
午後8時。
結局2時間も遅れて10時間のバス移動となった。
香港から田舎道を通ってきた僕たちは、
窓の外に見えるベトナムの首都ハノイの混沌とした風景に威圧されっぱなし。
街の明かりや車の灯りが真っ暗な車内に差し込んでいる。
車内は沈黙。車外はクラクションの嵐。
この新しい都市と出会う瞬間の興奮は何物にも変えがたい。
バスを降りると、早速客引きタクシーのオジサン達が集合。
バスで出会った黄さん達もいきなりの客引きに困惑している様子。
黄さんは旅行で来ている。その予約したホテルの近くには安宿もあるはず!!
そう思った僕は黄さんにどこらへんのホテルを予約しているか聞いてみることにした。
僕「黄さん!どこらへんのホテル行くんすか?」
黄「いや、決めてへんよ!」
え!!旅行じゃないの??
普通予約とかするっしょ!こんな遅い時間に到着するのに!!
なんでそんな真顔なんすか!!(後に分かった事ですが、黄さんは感情を表に出さないタイプです)
そんなこんなで結局僕が予め調べていたホテルに行くことに。しかも4人で。
ホテルの住所をタクシーのオジサンに見せ、到着。
ホテルに着いて、黄さん李さんはどうするのかしばらく様子を見ることに。
何やらホテルの人に色々聞いてるみたい。
黄「4人部屋はなんぼ?」
え!!4人で泊まるの??
李さん女性っすよ!一緒の部屋で良いんすか!!
そんなこんなで結局4人で泊まることに。
李さんのベッドを端に寄せて、男3人はギュッと固まって。
荷物を部屋に置いて落ち着いた後、4人でご飯を食べに出かける事に。
こうしてハノイ初日の夜は過ぎていった。
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